工務店集客ドットコムの木村です。
ホームページ集客の基本についてシリーズ化してお伝えしています。
1回目 現状把握(アクセス解析) https://i-dear.biz/column_190416/
2回目 ターゲティング https://i-dear.biz/column_190419/
3回目 ホームページの受け皿化 https://i-dear.biz/column_190429/
4回目 動線計画 https://i-dear.biz/column_190502/
まず自社ホームページのアクセス数やどんな検索キーワードで検索されているのか、どのページにアクセスが集まっているのかなどの把握をして、これからどういった方をお客様として集めたいかイメージ像=ペルソナを固めて、お客様がほしいと思う資料請求セットを作り、またこの会社の見学会は行ってみたいと思ってもらえるようなお申し込みページの作り込みをし、資料請求ページや見学会ページに誘導できる導線を考える。ここまでを集客の戦略と位置づけます。
アクセス数が1000/月を超えていて、上記の基本1~4までできていれば何件かの反響は獲得できるはずです。
アクセス数が1000/月を越えていない、もしくはもっと反響がほしいという場合はここから実際にアクセス数を増やしていくための戦術【SEM(検索エンジンマーケティング)】に手を入れていきましょう。
目次
SEM(検索エンジンマーケティング)とは
SEO(検索エンジン最適化)じゃないの?と思った方もいるかも知れませんが、SEOもSEMの一つの施策です。検索エンジンは基本的にPPC=有料広告枠とSEO=自然検索枠の2つで構成されています。Googleの検索エンジンの場合は前述の2つに加えて、検索キーワードにもよりますが、地図(Googleマップ)が表示されます。この3つを集客に役立てることをSEM=検索エンジンマーケティングと言います。情報収集や発見はアプリ・SNSからと言われることもありますが、まだまだ知りたいことは検索エンジンで調べるという傾向にあります。検索エンジンからの集客をどのようにしていくのか考えていきましょう。
PPC(有料広告)
少し偏った伝え方にはなりますが、検索エンジンは何かを知らべる時に便利なツールですが、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンを運用している会社は検索エンジン屋さんではありません。広告会社さんです。自然検索(SEO)と言われる表示枠には1ページ毎に10社しか表示されません。そのためSEOの知識と技術がないとなかなか検索の1ページに表示されることは難しいです。SEOの知識も技術もない。そんな会社様向けにお金を払えば1ページ目に表示しますよ(あくまで可能性です)というのがPPCです。
1クリックごとに入金した金額から差し引かれていくわけですが、キーワードや地域によって1クリックが10円、100円、500円・・・1000円とクリック単価も変わってきます。検索表示では「広告」という文言が入るので広告を嫌う方もいますが、割と急ぎ客を集めるのに最適な施策です。
注意しなければいけないのは入金している金額がなくなれば、当然検索エンジン上には何も表示されなくなるので継続して入金し続けなければいけません。またPPCを初めてアクセスは増えたが反響は増えてない・・・という状況の会社様も少なくないです。PPCを上手に運用する集客手法の一つはランディングページと言われる専用ページを作成してPPCでアクセスさせて反響を獲得するという方法です。
MEO(GooleMAP 地図エンジン最適化)
Googleの検索エンジン特有の話ではありますが、地域名×商品または業種・業態で検索をした際に検索結果に地図が表示されることがあるのはご存知かと思います。GoogleMap(Googleマイビジネス)をベースにしていますが、3件のお店が表示される仕組み、実はこの地図もSEOと同様に最適化ができるのがMEOです。
まだ登録していない場合はまずはGoogleマイビジネスで検索して登録するところから始めましょう。登録する際のコツですが、弊社坂井建設はサラダホームという屋号で新築のお仕事をさせていただいていますが、工務店という言葉は入っていません。割と〇〇工務店さんは社名が検索内Mapでは有利に影響が出やすいです。しかし「大分 工務店」の検索で弊社は割と検索内Mapに表示されます。
この理由はなぜか?上記、画像にヒントがあります。社名、屋号に工務店が入ってない会社様はぜひ参考にしてみてください。詳しく知りたい、学びたい方は次期WEB研修にご参加ください!(笑)
SEO(検索エンジン最適化)
一番知られていて、でもなかなか手を入れていけない対策がSEOですね。Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンの検索順位決定ルール(アルゴリズム)を把握、理解した上でホームページ内にある全てのページのタイトルやディスクリプション(要約文)の設定をし、またコンテンツ(文章)も変えていかなければいけません。地域名×業種・業態という検索キーワードで設定、対策をするという基本のSEOと「お客様はどういう検索をして、工務店・住宅会社のホームページにアクセスするのか?」という事を考えて、トップページ以外のページ、また施工事例やブログなどの更新ページにも設定、対策していかなければいけません。
SEOは難しいというイメージがあると思います。たしかに難しいかもしれませんが、SEOについて正しく知識を得れば、上記のMEOや実はYouTubeの対策、フェイスブックページも検索エンジンに表示させることにも活用ができます。またSEOは時間がかかるというイメージも間違いではありませんが、やり始めると雪だるま式アクセスは増えていく傾向にあります。ただしやって良いSEO対策とやってはいけないSEO対策があり、間違った知識でSEOを施策すると順位が下がるなどのペナルティもあります。
SEO対策ができるようにホームページの管理システムをカスタマイズする必要があり、またそのために費用もかかるかもしれませんが、その後はほぼ無料で半永久的に対策できるものなので工務店・住宅会社にはおすすめの対策です。
SEM(検索エンジンマーケティング)のまとめ
PPC枠には最大4件、地図枠には3件、自然検索枠には10件の会社が表示されます。つまり検索表示の1ページ目には17件の会社が表示されます。いえ、17件の会社しか表示されません。ではこの限られた枠17件のうちに自社のホームページへの入り口が2~3件表示することができるとしたら集客力は強いと思いませんか?3つの枠とも一気にというのも難しいですが、自社で行える戦術を一つずつ増やしていけば無理な話ではありません。
またお金を継続的にかけずともMEOとSEOはできますし、私達工務店・住宅会社は地域に根ざした業種ですのでMEOとSEOはおすすめの戦術であり、集客を増やすためには必須の対策です。
いずれの対策にしても正しい運用知識を身に着けなければいけませんが、ただホームページがあるだけではお客様はホームページにアクセスしてくることはありません。「ホームページからの集客がない」のではなく「ホームページから集客ができるようにしていない」というのが本当の現状であるならば、今からでも学ぶことを始めましょう。
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