こんにちは、工務店集客どっとこむ 渡辺です。
実は私…9月5日が誕生日でして、42歳になりました(^^)
この日はちょうど会社のイベントがあり1日中バタバタしていましたが、
会社のみんなに祝っていただきました!
社長と一緒に自分でケーキを買いにいき、サプライズの準備を自分も一緒にやるという
42年間生きてきて一度も経験したことのないサプライズでした(笑)が、「愛されてるな~」と感じました。
帰宅してからは家族にも祝ってもらい、とても素敵な誕生日でした(^^)。
さて本日は、ちょっと横文字多めですが…
工務店の『デジタルトランスフォーメーション』についてお話したいと思います。
最近、メディアなどでもデジタルトランスフォーメーションという言葉をよく耳にしますので、すでにご存知の方もいらっしゃるとは思いますが、まだご存知ない方もいらっしゃるかと思いますのでご説明いたします。
目次
デジタルトランスフォーメーションって何?
『企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること』と定義されており、つまり従来の考え方に囚われない、まったく異質な考え方で革新的なイノベーション・変革をもたらすものであります。
「ITの浸透を行うことで、人々の暮らしなどあらゆる面で良い方向に変革させる」という考え方が基本となっており、スウェーデンのウメオ大学のエリック・ストルターマン教授が提唱したとされています。
日本では経済産業省が2018年5月、有識者によって構成する「デジタルトランスフォーメーションに向けた研究会」を設置しました。それに伴い、同年にデジタルトランスフォーメーションのガイドラインや、レポートなどが発表され、国家規模のプロジェクトとなっています。
これは、人々の暮らしにおいてもそうですが私達工務店にとっても変革をもたらします。
素朴な疑問…Digital transformationの略称はなぜDXなのか?
デジタルトランスフォーメーションは、英語ではDigital transformationと書きますので、略すと「DT」じゃないの?思われている方もいるかもしれません。
かく言う私も最初「何でDTじゃないんだ?」と思っていました(笑)
実は英語圏では「Trans」を省略する場合「X」を使うことが多いため、「Digital transformation=DX」と表記されるのです。
工務店のDXってどんなことができるのか?
例えば、契約書の電子化などもその1つです。
契約書は、事務員さんがパソコンで作成し、印刷、製本するのが従来の流れですが、時間的コストもかかりますし、印紙も必要となります。
注文住宅の価格が2,000万円の場合、工務店の印紙代の負担は1万円ですから、
契約書を電子化することで例えば弊社では1万円✕70棟=70万円の削減になります。
時間と費用の削減が可能となるわけです。
また、顧客管理ソフトのCRMなどと組み合わせることで、電子化した契約書とお客様の情報とを一元管理できます。
さらに弊社では、顧客管理システムのCRMと、マーケティングオートメーション「通称 MA」を組み合わせ、お客様への営業活動の効率化も行っています。
ホームページを訪れるお客様の動きを数値化し、どのような情報を探しているのか?どのような悩みがあるのか?を把握し最適なアプローチを行えるように『見える化』しています。
弊社の場合は、これらの施策を「ZOHO」というアプリケーションを使って実現しています。
工務店のDXの注意点
工務店のデジタルトランスフォーメーションにおいて注意しないといけないことがあります。
それは、「ITツールを使うことが目的となってしまわないようにする」ということです。
社長様が「これからはうちの会社もDXだ!」と張り切ってIT化を進めたはいいものの、現場サイドとのギャップが発生し、逆に生産性が悪くなった…というのが「IT化が目的」となってしまった典型的な例です。
世の中には様々なITツールが溢れています。
どれもこれも導入すればいいかというとそういうわけではないと思います。
SAKAIでも、様々なITツールを導入していますが、一番大事にしているのは、「シームレス」です。
シームレスというのは、「途切れのない・繋ぎ目のない」などという意味を持ちます。
ITツール導入でよく聞く失敗談は、すべてのパフォーマンスをあげようとするあまりこの連携性がなくなり「シームレスではなくなる」ことです。
例えば顧客管理と請求書のツールが別々の場合「転記」が必要となり、人為的ミスが発生しやすい状態となってしまいます。
全体最適のつもりが、部分最適となり、結果的にパフォーマンスを下げてしまう状態です…
ここからは個人的な見解ですが、我々中小企業がITツールの100%を使いこなせるかというと答えはNOだと思います。60%使いこなせたらOKだと考えれば、業界最高峰のパフォーマンスを誇るツールにこだわらなくても、シームレスなツールを導入するほうが大事だと思います。