工務店集客ドットコム 坂井建設の木村です。
緊急事態宣言が解除されましたが、まだ終息したわけではありませんし、東京ではまた感染者数が増えてきているので気を引き締めなければいけないと思う今日この頃です。今回はその上でまだ新型コロナウイルスの影響下にあると言うことで「新型コロナウイルス蔓延中の工務店の集客について考える」パート3としてお伝えします。
前回の内容もご確認下さい。
パート1>https://i-dear.biz/column_200413/
パート2>https://i-dear.biz/column_200414/
緊急事態宣言中の工務店の集客はどうだったか?
緊急事態宣言の最中にも複数の工務店様・住宅会社様から集客のご相談やご質問をいただきました。その中でもいくつかの会社様とはGoogleハングアウトMEETを使ったオンライン面談での相談時間を取らせていただいた会社様もいらっしゃいました。
県外の工務店様とのオンライン相談の様子です。
「緊急事態宣言から逆にホームページからの集客が良くなった」という会社様もあれば、「コロナが始まってからまったく集客がなくなった」という会社様もあって、割と集客の明暗がくっきりと別れていたような気がします。その要因の1つは緊急事態宣言発出前にどこに集客の起点をおいていたかだと思います。もうお分かりだと思いますが起点をホームページに置いていたか、否かだと思います。
新型コロナウイルスの第2波、第3波が来た時どうするのか?
緊急事態宣言が解除された今、「これでお客様が来る!」とこの2ヶ月のことを忘れたように緊急事態宣言発出前と同じ感覚でいてしまうと予想される第2波の際に同じような、またはそれ以上の苦痛を味わうことになってしまいます。「喉元過ぎれば熱さ忘れる」という感覚でいると「寝首を掻かれる」事になり兼ねません。
また緊急事態宣言中に「ホームページ集客に力を入れていれば・・・」と感じた会社様も少なくないと思います。だとすれば今、取り掛からなければいけないのは言うまでもありません。ただここで「何から手を付ければ良いのか?」と疑問が生じる方もいらっしゃると思いますので、今回【工務店がホームページ集客のためにやっておきたい3つの基本】についてお伝えいたします。
その前にですが、ホームページ集客以前の問題として緊急事態宣言が発出され、外出自粛の中で仕事が仕事にならないという状況だった会社様もいると思いますので、自宅でも仕事ができる在宅やリモートワーク体制の確立もお忘れないようにしていただきたいと思います。弊社の場合ですと前述にもあります、GoogleハングアウトMEETで会社と自宅とを繋いで、朝礼に参加、常に相談ができる体制を作るなど取り組み、緊急事態宣言が解除された今でも継続的にリモートワークに取り組んでいます。
私が在宅で本社のスタッフとGoogleハングアウトMEETで繋いでいる様子です。
また他の会社様ではデータを持ち帰れない、会社のパソコンでしかできない作業に関しては遠隔操作リモートソフトを使ったなどのお話も聞いています。それとお客様とのオンライン面談も導入して、慣れて置く必要もあります。ちなみにですが、自宅のパソコンで仕事をされる際は必ずセキュリティーソフトを入れておくことを推奨します。
工務店がホームページ集客のためにやっておきたい3つの基本
ホームページ集客に力を入れていくということは単純に「アクセス数を増やせばいい」ということではないということを弊社のホームページ集客セミナーや研修でもお伝えしています。ホームページ集客改善に取り組むにあたって順序があります。この順序を間違って取り組むとなかなか資料請求が増えない=結果につながらない=やっぱりホームページはだめか?ということになっていまいます。なので今回、敢えてその順序についてざっくりと分類して分けてお伝えします。順序としては以下の3つです。
1.アクセス解析(現状把握)
2.EFO+動線計画(ホームページ見直し)
3.集客施策(SEO、PPC、ブログ、SNS)
1.アクセス解析(現状把握)
まずは現状把握から始めましょう。シンプルに言えば「ホームページが見られているか、いないか」です。ホームページが見られている数のことをアクセスまたはセッションと言いますが、資料請求がないのはそもそもこのアクセスが少ないからかもしれません。
今からで言えば【新型コロナウイルスで緊急事態宣言が発出されてからの前後はどうだったか?】という見方もできると思います。上記にもありますが「緊急事態宣言から逆にホームページからの集客が良くなった」という会社様のホームページはアクセスが増えているかと思います。これは「緊急事態宣言・外出自粛の中でインターネットに触れる時間が多くなり、忙しくて後回しにしていた家づくりを考える時間ができた」ということも仮説が立てられます。また緊急事態宣言の前・最中・解除後もアクセス数、ホームページ反響に変化がなければ、お客様がホームページにアクセスしてくる入り口がない、ホームページの運営が間違っているのかもしれないという仮説を立てることもできます。こういった仮説を立てることも現状把握=アクセス解析ができていなければできないことだと思います。
2.EFO+動線計画(ホームページ見直し)
EFOとはエントリーフォーム=資料請求ページや問い合わせページなどの反響ページの最適化です。ただ単純に入力をしやすくするだけがEFOではありません。どんな資料がお客様に届けられるのか?どんな知識が得られるのか?など明確にしておかなければお客様は資料請求しようとは思いません。また反響ページへの誘導ができていないことが多く見受けられます。「お客様は資料請求してくるものだ。」というのは私たち工務店、住宅会社の勝手な思い込みかもしれません。逆に初めて家造りを考え始めたお客様は資料は住宅展示場や店舗で貰うものと思っていることが多いようです。「無料で資料請求できますよ。そのページはコチラですよ。」というようなわかりやすい誘導動線計画がホームページには必要です。
例)弊社注文住宅サラダホームの資料請求誘導
例)弊社不動産サイト大分不動産情報サービス会員登録誘導
3.集客施策(SEO、PPC、ブログ、SNS)
ホームページ集客を改善させたいと思う方の多くがこの集客施策から入りがちですが、上記の1番、2番ができてない限りはどれだけ集客施策に力を入れても資料請求などの反響にはつながリにくいです。まずは現状把握をして、EFOと動線計画を整えてからアクセスを増やすという流れを考えて取り組んでいただきたいと思います。傾向として3,000アクセス前後から反響などに動きが出てくると思いますので1番、2番が完了したあとは3,000アクセスを目指しましょう。逆に今、3,000アクセスを越えていて反響がないということはそれ以上アクセスを増やしても変わりはないので2番のEFOと動線計画を見直してみましょう。
新型コロナウイルスの影響がいつまで続くかわかりませんが、特に中小企業の工務店様、住宅会社様は生き残りをかけた戦略の1つとしてホームページ集客を見直して、改善みてはいかがでしょうか?
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