工務店のブランディングについて -ブランド・ステートメント-

工務店のブランディングについて -ブランド・ステートメント-
2019年5月30日 渡辺 洋一郎

こんにちは工務店集客.COMの渡辺です。
最近大分も夏が近づき段々と暑くなってきました…
紫外線に弱い私は、男ながら日焼け止めが欠かせません…(笑)
そんな暑い夏が近づくと弊社では、新しい1年がやってきます。
坂井建設の期の始まりは8月1日です。
株式化して現在24期、創業からは58年になります。
令和元年にスタートする第25期は、代表交代の期になります。
現在の代表 坂井泰久が次なるステップに進むため退任し、現常務の臼井が新しい代表に就任します。
臼井は私よりも半年早く入社した2つ年上の先輩です。
代表の坂井とは血縁関係はなく、一般社員から代表に就任します。
臼井とは同じリーダーとして、喧嘩もしながら今日まで走ってきたいわば「戦友」です。
そんな臼井が代表になるということで、私も右腕になれるようにしっかりとサポートをしていきたいと思っています。
さて本日は、そんな事業継承を行う、坂井建設の未来像を描き、社員一丸となって進んで行くための
インターナルブランディングの取り組みについてお話したいと思います。

取り組みの背景

現在の坂井建設は、代表坂井 泰久が先代の坂井 明から坂井建築として引き継ぎ、株式化を行ない現在の坂井建設となりました。先代の坂井 明の時代は、大工集団として主に純和風の住宅を建築していましたが、先代の技術力があっての「家業」としての事業でした。しかし先代が屋根から転落し、大工仕事ができなくなってしまい技術と先代の人柄によって成り立っていた坂井建築は一気に仕事が激減し、現代表の坂井 泰久は「年収が30万円しかない時期があり本当に苦しかった…」と当時を語っています。
そんな中、従来のやり方から脱却するために、様々な取り組みを行ったことで現在の坂井建設の形ができあがりました。
先代が創業し沢山の皆様から信頼していただき、2代目の現代表がその先代の想いを引きついで今私達が働けていると感じています。
そんな中、三代目の臼井への事業継承を行うにあたり、先代の想いを引き継ぎさらなる飛躍を行うため、企業としてどこへ進んで行くのか?社員達にどのように想いを伝えたら良いのか?
お客様に「こう思われたい」というブランド・アイデンティティを統一するため、ブランド・ステートメント(企業のブランドが掲げる理念や使命を簡潔な文として表したもの)を、新しい航海の航海図として作ることになりました。

ブランド・ステートメントを作ることでのメリット

ブランド・・ステートメントとは、企業のブランドの価値観、ブランドアイデンティティ、顧客像などを明文化しブランドに関わるすべての活動を記したいわば航海図のようなものです。
例えば、工務店としてブランディングを行うにあたり、自分たちの理想とするお客様に自社の商品・サービスを気に入っていただきご利用いただけるのか?そのための行動や考え方、ロゴマークやコーポレートカラーなどブランドに関わることすべてが記載れている資料です。つまり作成することで工務店としてのブランディングの方向性を決めることができます。
そうすることで、社員は自社が顧客に対してどんな風に思われるブランドになりたいのか?
その為に自分たちはどういった行動や、振る舞いをすればいいのか?など理解することができます。
向かうべき方向を具体化し見える化することで、企業の一体感が生まれます。
これは企業にとって大きな財産だと思います。

ブランディングの本質

ブランディングを行っていくということは、もちろんビジュアル面を整えるなど、
ブランドとしてのデザインの一貫性も重要です。
ただその前に、自社のブランドとは何なのか?一度現状を整理して改めて認識し社員にも浸透教育を行うことが最も大事なことだと思ういます。
なぜなら、社員1人1人も大切なブランドの要素だからです。
バイトテロのような、企業の尊厳が一気に失われてしまうことが起こらないようにするためにも
大事なことだと思います。

以上渡辺でした。