選ばれる企業になるために – 工務店の採用ブランディング

選ばれる企業になるために – 工務店の採用ブランディング
2019年3月17日 渡辺 洋一郎
採用ブランディング - 選ばれる企業になるために(アイキャッチ画像)|工務店集客.COM

工務店集客.COMの渡辺です。
3月は、大学生を対象にした企業説明会が解禁となりました。
弊社でも採用チームが慌ただしく業務を行っています。
現在就職活動は、学生優位の「空前の売り手市場」と言われています。
そんな中、優秀な人財を獲得する為にはどのように取り組んでいけば良いのでしょうか?
本日は「選ばれる企業になるために必要な考え方」についてお話したいと思います。

選ばれる企業になるために

前述したように、現状は採用においては学生さん優位の「空前の売り手市場」…
学生さんたちは、じっくりと企業を吟味し選ぶことができる状況です。
一方で、企業側は、優秀な人財を獲得すべくあの手、この手で採用活動を行います。
しかし、思ったように人財は集まらないのが現状です。
弊社でも、毎年高卒や大卒を含めて10人前後を採用していますが、1人の年もありました。
その1人だけの入社の社員は残念ながら退職してしまいました。
一方で、10人で入社した年の社員は、1人も辞めることなく、戦力として働いています。


この違いを考えてみると、3つの原因がありました。
1・採用活動を始める時期が遅かった
2・関わり方が事務的だった
3・信頼関係を構築する時間が少なかった


よくよく考えると恋愛のようです…(笑)
大好きなのに告白せず、他の男子と付き合われてしまったり…
なかなかうまく自分を表現できずに、良さを理解されなかったり…

採用活動とは、学生さんと、企業の恋愛です。両思いになって初めて入社になります。
そう考えると、自分から追っかけるよりも、まずは相手に好きになってもらうことが重要です。
そうなれば、学生さんから「選んでもらえる企業」になると思います。

採用ブランディング - 選ばれる企業になるために|工務店集客ドットコム

具体的にどうするのか?

では、両思いになるために、どうするのか?
これは、ブランディングの活動の考え方と同一です。
今回の採用活動の置き換えてみると、
企業側として学生さんに「こう思われたい」と思うブランド・アイデンティティと学生さんの企業に対する「こう思います」と思う、ブランド・イメージを一致させるように企業として取り組んでいくことが重要だと思います。

そのためにまず以下の3つが重要ではないでしょうか?
1・市場の学生たちはどんな人なのかを理解する
 └就職に対しての、希望や不安・不満など、ライフスタイルや大事にしていることは何なのか?
2・競合(恋敵)はどんな魅力を持っているのか?
 └強み・弱みを理解する!
3・自社の魅力は何のか?
 └自分たちの魅力を社員が理解し、弱みを受け入れる

採用活動という市場も分析を行うことが重要です。
最近のセミナーで聞いたこの言葉がとても心に響きました。
「彼を知り、己を知れば百戦して危やうからず 『兵法書 孫子より』」
向かう相手の実情と自分の実力を正しく知ることで、負けない戦い方ができるという意味です。

3C分析図|採用ブランディング - 選ばれる企業になるために|工務店集客ドットコム

内から外へ発信することの重要性

学生さんから、御社がどのように見えるのかは、社員の様子が一番わかり易いのではないでしょうか?
就職説明会でどんなに、着飾っても実際の会社の様子とのギャップがあれば、
「おいおい…大丈夫かなこの会社…」
となってしまうのは仕方がないことではないでしょうか?

そうならない為には、
1・まず社員が会社の魅力を理解する
2・ブランド・アイデンティティを社内に浸透させる
3・学生さんがどのような人達なのかを理解し受け入れる

この3つが大事だと思います。
こういった社内向けのブランディング活動のことを、「インターナルブランディング」
逆に外部に向けて行うブランディング活動のことを「エクスターナルブランディング」と言います。
ブランディング図|採用ブランディング - 選ばれる企業になるために|工務店集客ドットコム

まとめ

現状は「空前の売り手市場」…選んでもらえる企業になるためには、まず彼ら学生さんから見て「魅力的」であることが大切です。
しかし「魅力的」とは人によってそれぞれ違うもの、どんな学生さんが、企業として「魅力的」なのか?まずそれを知ることが重要です。
その上で、自分たちが人財として欲しい学生さんに向けて伝わる「Message」を企業として伝えていくことが重要だと思います。
採用活動も、営業活動も本質は同じだと思います。
弊社でも、今年度の採用がうまくいくように頑張っていきたいと思います。

以上、渡辺でした。