工務店集客.COMの渡辺です。
本日は「戦略」と「戦術」についてお話したいと思います。
違いを考えてみる「戦略編」
戦略と戦術という言葉はよく耳にするシュチュエーションが多いと思います。
Googleで戦略と検索してみると
『戦略(せんりゃく)』
戦争・闘争のはかりごと。戦争の総合的な準備・計画・運用の方策。
『戦術(せんじゅつ)』
戦闘を行う上の方策。転じて、ある目標を達するための方策。
とあります。先日愛媛の松山城に行ってきた影響もあるのですが…(詳しくはブログをご覧ください。)
せっかくなので戦国時代になぞらえてお話したいと思います。
例えば伊予松山藩の名城『松山城』をもしあなたが攻めるとしらたら??そんな男心をくすぐる例えで
戦略を考えていきましょう!
ここからは、松山城を攻める敵軍の総大将になったつもりで読んでいただければ幸いです。
まずは、現状の把握!松山城の配置がどうなっているか?
城は言い換えれば「要塞」です。
また城の城内や周囲には、陣を組んだ敵兵が沢山います。
敵の本陣天守閣まで攻め入るにはいくつもの仕掛けがあり事前準備なしに攻め入るのは
死にに行くようなものです…
・敵兵は何名ぐらいいるのか?
・どんな陣形を組んで展開しているのか?
・天守までのルートや城内の仕掛けなど
・実際に城主(大将)が城内にいるのか?
・外部への逃げ道(隠し穴)等がないのか…etc…
事前に情報を収集し、「どう攻めるのか」の仮説をたてます!
いきなり「皆のもの!明日松山城に攻め入るぞ!」
とはならないと思います。
まずは、戦の為の準備・計画・運用の施作を練ることが「戦略」になります。
「どうやっって攻めるか落とすのか?」一番大枠です。
そうすることで、攻め入る兵の数を決めたり、期間や時期など様々な意思決定ができるように
なります。
時代劇などでよく耳にするフレーズに「大局を見据える」「大局を見通す」があります。
この言葉の意味は、視野を広く、俯瞰的に、その物事の全体の流れ(大局)を見据え
物事の流れを正しく予測・予想するというような意味になります。
同じような意味合いで「木を見て森を見ず」ということわざがあります。これは些細なことに心を奪われ、全体を見通さない様をたとえています。
目先のことだけに囚われず、冷静に戦局を把握し次の一手を打つための思考を巡らせることが戦略と言われています。
「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
『孫子・謀攻』 / 孫子
敵を知り、味方の深く知り把握していれば、100回戦っても負けることはない。
己のことを知っている状態は、勝てる時もあれば、負けるときもある…
ましてや敵のことを知らなければ勝つことはない…
という意味です。
集客も同じで、市場の競合や、顧客のことを知らなければ成長はない…とも言いかえられます。
市場の競合・顧客のことを知り、自社のことを知れば、市場で成長していける企業になれるということですね!
違いを考えてみる「戦術編」
一方で、戦術は戦略に基づき具体的にどう戦うか?です。
現状の把握から次の一手を行うための戦略をより具体化していきます!
戦略が「誰に何をすするか?」であれば、戦術は「どのように?行うのか?」ということになります。
・水攻めなのか?
・兵糧攻めなのか?
・火攻め・焼き討ちなど…
また、投石、火矢、鉄砲隊などよリ具体的にどう成果を上げるかを実践するのが戦術です。
工務店の集客で例えれば、ホームページでの集客や、チラシのポスティングなど
具体的な施作のことです。
工務店では、集客が安定しない、または減少傾向になるとホームペーシのリニューアルやチラシ強化など
戦術の最適化を優先する傾向にあります。
ですが、前述したように大局を見据えたうえで、どう戦うのか?が大事ですから、まずは戦略の仮説は
どうだったのか?も振り返る必要性があります。
中には、戦略がない…わからない…というケースもありますね…
「彼を知り、己を知れば、百戦して危うからず」
『孫子・謀攻』 / 孫子
この言葉端的でグサッとくる言葉ですね!
自社の現状はどうでしょうか?
改めて考えてみる時間をつくることも必要かもしれませんね。